セルビアの川が一面緑に、藻が大量発生 気候変動が影響か
セルビアの首都ベオグラードを流れる川で、藻類が大量発生し一面緑色になった。暑さや降水量不足が原因で繁殖環境が整い、専門家らが警鐘を鳴らしている。
長期化する熱波と降水不足により、河川の藻が繁殖しやすい状況が生まれた。雨の不足が深刻であると指摘されている。
今年の夏は特に記録的な暑さで、藻の大量発生が顕著となっている。熱波が続き、気温が30度を超える日が多いことも繁殖を助長している。
セルビアの首都ベオグラードを流れる川で藻類が大量発生し、一面緑色になった。
専門家らは、長期化する熱波や降水量不足により、藻が繁殖しやすい環境が整ったことが原因とみている。
水文学と藻類学の専門家 ゴルダナ・スバコフ・シミッチ博士
「数か月間、降水量が不足していた 雨が全く降らなかったのだ。
多少降ったとしても不十分で、こうした河川は悲惨な状況だ」
釣り雑誌「リボロフ」編集者 ウラジミール・スタキッチ氏
「今年の藻の大量発生は、とりわけ顕著だ。
今夏は記録を開始して以来で、真夏日の日数が最も多い。
9月初旬までで40日以上あったと思う。そして熱波はまだ続いている。
日中の気温は30度を超えることも。藻類がさらに繁殖しやすい環境だ」