トレビの泉に観光制限検討、カトリック行事控えローマ市議会

AI要約

ローマ市議会は、来年のカトリックの聖年に向けて、トレビの泉へのアクセス制限を検討していることを明らかにした。

予想される3200万人の観光客と巡礼者に備え、事前予約と時間帯制限、人数制限の計画案がある。

市民への無料アクセスと、非居住者には1─2ユーロの『お気持ち』を提案する方針も示されている。

トレビの泉に観光制限検討、カトリック行事控えローマ市議会

[ローマ 5日 ロイター] - ローマ市議会当局者は、来年ローマに多数の観光客が訪れると予想されることから、最も混雑する名所の一つであるトレビの泉についてアクセス制限を検討していると明らかにした。

2025年にはカトリックの聖年が開催されるため、市は3200万人の観光客と巡礼者が訪れることを想定して準備を進めている。

計画案では、トレビの泉訪問に事前予約が必要となり、時間帯が固定されるほか、周囲の階段にアクセスできる人数も制限される。

ローマの観光担当評議員アレッサンドロ・オノラト氏は5日付のイタリア紙メッサジェロに「ローマ市民には無料でアクセスを提供する一方、非居住者には1─2ユーロ(1.1─2.2ドル)の『お気持ち』をお願いすることを検討している」と述べた。