ローマ教皇、インドネシアに到着 4カ国の歴訪開始

AI要約

ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇がインドネシアを訪れ、東南アジアと南太平洋の4カ国歴訪を開始した。

長いフライトを乗り越えた教皇は、宗教間対話や環境保護をテーマにした歴訪を通してアジア重視の流れを示す予定。

インドネシアでの滞在中には、世界最大のモスクと大聖堂を訪れ、宗教指導者との会合に参加する予定。

ローマ教皇、インドネシアに到着 4カ国の歴訪開始

(CNN) ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇は3日、インドネシアに到着し、東南アジアと南太平洋の4カ国歴訪を開始した。12日間の予定でパプアニューギニアと東ティモール、シンガポールを訪れる。

2013年の即位以降、これまでで最も長い外遊のひとつ。距離は最大の3万2814キロに上る。インドネシアの首都ジャカルタに着いた教皇は、13時間超に及ぶフライトは初めてだったと話した。

教皇は87歳を迎え、健康不安も指摘されるが、歴訪を通して「宗教間対話」「環境保護」という主要テーマへの取り組みを強調する見通し。カトリック教会内で進むアジア重視の流れも浮き彫りになりそうだ。

ローマ教皇庁(バチカン)の側近はCNNに、「教皇にとってアジアは常に優先度が高かった」と話した。

インドネシアは世界最大のイスラム人口を持つ国。教皇は滞在中、首都ジャカルタにある東南アジア最大のモスク(イスラム教礼拝所)「イスティクラル」で宗教指導者との会合に参加し、隣接するジャカルタ大聖堂との間をつなぐトンネルも訪れることになっている。