安全保障面での協力強化 日豪外務・防衛閣僚会合

AI要約

日本とオーストラリアは中国の軍事活動に強く反対を表明し、安全保障協力を強化することを協議した。

両国はインド太平洋地域の安全保障課題について共有し、海底通信ケーブルの整備やミサイル技術協力などの取り組みを確認した。

また、中国の行動に対する懸念を示しながら、日豪の連携強化を強調した。

安全保障面での協力強化 日豪外務・防衛閣僚会合

日本とオーストラリアの外務・防衛閣僚会合が行われ、中国が東シナ海や南シナ海で軍事活動を活発化させる中、力による現状変更を試みる動きに「強い反対」を一致して表明しました。

上川外相:

厳しさを増しているインド太平洋の、この地域における安全保障環境の中にありまして、日豪の安全保障協力を新たな次元に突き上げる、引き上げるべく不断に取り組んでいく。

上川外相と木原防衛相は、オーストラリアの外務・防衛閣僚会合、いわゆる「2+2」の協議に臨み、インド太平洋地域の安全保障協力の強化について、「戦略認識を深く共有している」と強調しました。

その中で、中国による日本の領空侵犯や領海侵入、フィリピンへの威圧的行動などについては、「深刻な懸念」を表明しました。

さらに、中国が太平洋の島国への影響を拡大する中、各国の海底通信ケーブルの整備の支援に取り組むことを共同声明で発表しました。

また、防衛能力の協力として、相手の攻撃の射程圏外から対処する日本のミサイル能力とオーストラリアの長射程ミサイルでの技術協力を深めることを確認しました。