ウクライナ、最新鋭の弾薬庫攻撃か ロシア西部、SNSに「火の玉」

AI要約

トベリ州のトロペツ市がドローン攻撃を受け、部分的な避難が行われた。ロシア軍の弾薬貯蔵施設が標的とされ、防空システムが稼働中。

市内では火災が続発し、NASAの衛星が複数の熱源を検出。知事は住民に死者や重傷者はいないと伝えている。

トロペツ市はモスクワの西に位置し、ベラルーシ国境にも近い。

ウクライナ、最新鋭の弾薬庫攻撃か ロシア西部、SNSに「火の玉」

 ロシア西部トベリ州当局は18日未明、州西部のトロペツ市がドローン(無人機)による大規模な攻撃を受け、知事が住民の「部分的な避難」を決めたと明らかにした。防空システムが稼働し、消火活動が続いているという。市内にあるロシア軍の最新鋭の弾薬貯蔵施設が攻撃されたとの見方が広がっている。

 SNSには、暗闇の中で轟音(ごうおん)とともに空に巨大な火の玉のような煙が立ち上る映像が相次いで投稿された。ロイター通信は、米航空宇宙局(NASA)の衛星が付近で数カ所の熱源をとらえたと報じた。知事は「住民には死者や重傷者はいない」としている。

 トロペツ市はモスクワの西約370キロで、ベラルーシ国境まで約100キロの位置にある。