ゼレンスキー大統領 ロシア・クルスクを「無期限で保持」「プーチンとの交渉に必要」米NBC報道

AI要約

ウクライナ大統領ゼレンスキー氏が、ロシア西部・クルスク州への越境攻撃で掌握した地域を無期限で保持する計画であると述べました。

越境攻撃はプーチン大統領を交渉のテーブルに着かせ、ウクライナ侵攻を終わらせるための戦略の一環であり、東部の戦闘と連携していると強調されています。

ゼレンスキー氏は、ロシア軍の動きや戦況についても言及し、ウクライナの戦術的な視点から見据えた計画を示唆しています。

ゼレンスキー大統領 ロシア・クルスクを「無期限で保持」「プーチンとの交渉に必要」米NBC報道

ゼレンスキー大統領はアメリカNBCニュースのインタビューで、ウクライナが先月から続けているロシア西部・クルスク州への越境攻撃で掌握した地域について、「無期限で保持する計画だ」と述べました。

プーチン大統領を「交渉のテーブルに着かせるため」、そして、ウクライナ侵攻を終わらせるための「勝利の計画に不可欠なものだ」と強調しています。

また、激戦が続くウクライナ東部の前線にいるロシア軍を引きつけることも越境攻撃の目的の1つだと説明。ゼレンスキー氏はクルスク州とウクライナ東部の戦闘を戦術上、1つのパッケージとみている模様です。

ゼレンスキー氏は、「ロシア軍はウクライナ国内からクルスクに6万人を移動させた」としましたが、NBCは、苦戦が続くドネツク州の要衝ポクロウシクでは大きな減少は見られていないと伝えていて、東部でのロシア軍の攻勢は続くものとみられます。