インドのサービスPMI、8月は60.9 5カ月ぶり高水準
HSBCインドサービス部門購買担当者景気指数(PMI)確報値は60.9と、7月の60.3から上昇し、5カ月ぶりの高水準となった。
新規受注、特に国内受注の増加が成長の主因で、新規事業指数は4カ月ぶりの高水準を記録。
雇用は堅調なペースで増えているものの、コスト圧力は緩やかに増加し、サービス部門のコスト上昇ペースは低水準となった。
[ベンガルール 4日 ロイター] - S&Pグローバルがまとめた8月のHSBCインドサービス部門購買担当者景気指数(PMI)確報値は60.9と、7月の60.3から上昇し、5カ月ぶりの高水準となった。
インフレ圧力が緩和する中、需要が底堅さを維持した。
速報値の60.4から上方修正された。2021年8月以降、好不況の分かれ目となる50を上回っている。
HSBCのインド担当チーフエコノミスト、プランジュル・バンダリ氏は「新規受注、特に国内受注の増加が成長の主因だ」と指摘した。
新規事業指数は7月からわずかに上昇し4カ月ぶりの高水準。過去の平均を上回った。
海外需要も堅調だったが、増加ペースは7月から大幅に鈍化し6カ月ぶりの低水準。
企業信頼感も引き続き好調だったものの、約1年ぶりの低水準だった。
雇用も堅調なペースで増えているが、増加ペースは4月以来の低水準。
コスト圧力は緩やかに増加。食品価格、人件費、輸送費が高水準だった。ただサービス部門のコスト上昇ペースは4年ぶりの低水準だった。