トランプ氏、大統領選挙に介入する「あらゆる権利」があったと主張 

AI要約

トランプ前大統領が2020年大統領選の結果を覆そうとした事件を巡り、起訴される可能性が高まる中、自らの権利を主張した。

特別検察官が新たな起訴状を提出し、トランプ氏は副大統領の扱いにも言及した。

トランプ氏は虚偽の主張を続け、過去の討論会や今後の予定についても言及している。

トランプ氏、大統領選挙に介入する「あらゆる権利」があったと主張 

(CNN) 2020年の大統領選の結果を覆そうとした事件をめぐり、トランプ前大統領に対して改めて起訴状が提出されるなか、トランプ氏は1日に放送されたインタビューで大統領選挙に介入する「あらゆる権利」があったと主張した。

トランプ氏はFOXニュースとのインタビューで「私の世論調査の数字が上がるのは本当におかしい。誰が聞いても、大統領選挙に介入するあらゆる権利があるのに起訴され、起訴されて世論調査の数字が上がる(のはおかしい)」と語った。

ジャック・スミス特別検察官は先週、トランプ氏とその側近らの選挙介入をめぐる捜査で起訴状を差し替えた。新たな起訴状では最高裁の免責の判断を踏まえ、容疑の一部を切り離したが、当初提起した4件の容疑はいずれも取り下げられていない。

トランプ氏はインタビューで、ハリス副大統領の「マイク・ペンスへの扱いはひどいものだった」とも語った。

トランプ氏の在任中、副大統領を務めたペンス氏は、21年1月6日に発生し、死者を出した米連邦議会議事堂襲撃事件以降、トランプ氏を批判しており、24年の大統領選ではトランプ氏を支持しないと述べている。ペンス氏は事件当日、選挙結果の認定を阻止しようとしていたトランプ支持者の暴徒の標的となった。その中には「マイク・ペンスをつるせ」と叫ぶ者もいた。トランプ氏はペンス氏には選挙結果の認定を阻止する権限があったとする虚偽の主張を続けている。

トランプ氏は当初、ブレット・カバノー氏の上院での最高裁判事指名承認公聴会について語っていた。この公聴会には当時上院議員だったハリス氏も参加していた。

トランプ氏はハリス氏について「彼女は悪意に満ちていた。最も悪意に満ちていた」「彼女は彼らを追及していた。マイク・ペンスのときと同じく、彼女は『あなたは私の話をさえぎっている。私は話したいのだ』と言った」と語った。

トランプ氏は20年の副大統領候補討論会でペンス氏がハリス氏の話をさえぎったときにハリス氏が「私が話している」と言って話題になった場面に言及していた。

トランプ氏は来週、ハリス氏との討論会に参加する予定だ。