新政権閣僚に共和党員起用 ハリス氏、初インタビュー

AI要約

米大統領選の民主党候補ハリス副大統領は、ジョージア州での集会やCNNテレビのインタビューで、多様な視点を大事にし、国民融和を目指す姿勢を示した。

ハリス氏は、ウォルズ・ミネソタ州知事と共に取材を受け、人工妊娠中絶規制に反対し、女性や黒人の権利を擁護する姿勢を強調した。

前回大統領選で大きな支持を得たバイデン大統領と共に、ジョージア州での集会を開催し、民主党の勢力を広げる取り組みを進めた。

 【サバンナ共同】米大統領選の民主党候補ハリス副大統領は29日、激戦州の南部ジョージアでCNNテレビのインタビューを受け、当選すれば新政権の閣僚に共和党員を起用する考えを示した。多様な視点が「国民の利益になる」と述べ、党派を超えて国民融和を目指す姿勢をアピールした。報道機関のインタビューに応じるのは7月21日の出馬表明後初めて。

 ハリス氏は副大統領候補のウォルズ・ミネソタ州知事と共にCNNの取材を受けた。

 ハリス氏は29日、ジョージア州サバンナで集会を開いた。共和党候補のトランプ前大統領が在任中に最高裁を保守化させ、同州を含む20州以上で人工妊娠中絶規制が進んだと指摘。「道義に反している」と批判した。女性の権利を擁護する姿勢を強調し、州内に多い黒人の支持固めも図った。

 集会では女性や黒人の姿が目立った。2020年の前回大統領選で民主党のバイデン大統領は黒人票をまとめ、共和党の牙城だったジョージア州でトランプ氏を僅差でかわした。