トランプ氏陣営と衝突の国立墓地職員、陸軍が擁護

AI要約

米共和党の大統領候補、トランプ前大統領がアーリントン国立墓地を訪れた際に、墓地職員とトラブルになった問題を米陸軍が擁護。

トランプ氏は2021年のアフガニスタン撤退時に死亡した米兵を追悼する行事に参加し、禁止されている区画での政治活動を行ったと報じられている。

トランプ氏はアフガンで亡くなった軍人の家族から、墓地で一緒に写真を撮ってほしいと頼まれたと説明。

トランプ氏陣営と衝突の国立墓地職員、陸軍が擁護

Idrees Ali

[ワシントン 29日 ロイター] - 米共和党の大統領候補、トランプ前大統領が今週、アーリントン国立墓地を訪れた際に、陣営スタッフが墓地職員とトラブルになった問題を巡って、米陸軍は29日、職員はプロとして行動したとして擁護した。

軍が政治的な事柄についてコメントすることはまれ。

トランプ氏は26日に同墓地で、2021年のアフガニスタン撤退時に死亡した米兵13人を追悼する行事に参加。戦没者らが葬られているセクション60と呼ばれる区画を訪れた。

連邦法や国防総省の指針では、同区画での政治活動は禁じられているが、トランプ氏の陣営は動画を撮影し、広告に利用した。スタッフが撮影するのを墓地職員が止めようとして、口論になるなどしたという。

陸軍は「規則を忠実に守ろうとした墓地職員は、突然突き飛ばされた。職員とそのプロ意識が不当に攻撃されたことは遺憾だ」とした。

トランプ氏は29日、ミシガン州での演説で、アフガンで死亡した軍人の家族から、墓地に行って一緒に写真を撮ってほしいと頼まれたと説明した。