米国4-6月期の成長率暫定値3.0%に上方修正…「底堅い消費反映」

AI要約

米国の今年4-6月期経済成長率が消費者支出増加など理由で従来の発表値が上方修正され、国内総生産(GDP)増加率は3.0%に引き上げられた。

4-6月期の実質GDP増加率上昇は民間の在庫投資の増加と消費者支出の上昇が反映され、個人消費も2.9%に修正された。

1-3月期のGDP成長率確定値は1.4%であった。

米国の今年4-6月期経済成長率が消費者支出増加など理由で従来の発表値が上方修正された。

商務省は4-6月期の米国の国内総生産(GDP)増加率(暫定値)が3.0%(対前期比年率)だったと29日(現地時間)、明らかにした。

これは先月発表された速報値(2.8%)から0.2%ポイント引き上げられた。ダウ・ジョーンズが集計した専門家展望値(2.8%)も上回った。米国はGDPを速報値・暫定値・確定値など計3回に分けて発表している。

商務省は「1-3月期に比べて4-6月期の実質GDP増加率上昇は民間の在庫投資の増加と消費者支出の上昇が反映された」と調整背景を説明した。

暫定値は速報値推計のときに抜けていた経済活動指標を追加で反映して算出する。

4-6月期個人消費増加率は速報値の2.3%から2.9%に上方修正され、個人消費の4-6月期成長率寄与度も1.57%ポイントから1.95%ポイントに上昇した。

米国の1-3月期GDP成長率確定値は1.4%だった。