WHO、エムポックス検査加速へ緊急審査 メーカーに申請促す

AI要約

世界保健機関がエムポックス検査キットの緊急使用を加速するためメーカーに審査提出を求める。

エムポックスは新たな感染力高いウイルスとして懸念され、コンゴを中心に感染疑い例が急増している。

WHOは数週間でアフリカ諸国に3万個の検査キットを提供する予定。

WHO、エムポックス検査加速へ緊急審査 メーカーに申請促す

[29日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)は29日、エムポックス(サル痘)の検査キット入手を加速するため、メーカーに対し緊急使用に向けた審査に製品を提出するよう求めた。

WHOがワクチンや検査キット、治療薬などを承認できるようにする「緊急使用リスト」への申請を呼びかけ、各国がWHOやその他機関を通じて必要な医療製品を調達できるよう支援する。

エムポックスを巡っては、日常の密接な接触を通じて広がりやすいとみられる新たな種類のウイルスに懸念が高まっている。コンゴ民主共和国と近隣諸国以外に、スウェーデンとタイで「クレード1b」型の感染者が確認されている。

WHOによると、コンゴだけで今週に1000件の感染疑い例が報告され、検査の必要性が急速に高まっている。

WHOは今後数週間で3万個の検査キットをアフリカ諸国に追加提供する予定という。