エムポックス対策資金、必要額の10%にも満たず=アフリカCDC

AI要約

アフリカ疾病対策予防センターの高官が、アフリカ大陸でのエムポックス感染拡大に対処するためにはさらなる資金が必要であることを明らかにした。

現時点で確保された資金は必要額の10%未満であり、アフリカ連合やコンゴ民主共和国からの支援があるものの、課題は依然として大きい。

世界保健機関がエムポックス感染拡大を国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態と位置付けている。

エムポックス対策資金、必要額の10%にも満たず=アフリカCDC

[ダカール 28日 ロイター] - アフリカ疾病対策予防センター(CDC)の高官は28日、アフリカ大陸でのエムポックス(サル痘)感染拡大抑制に向け、現時点で推計2億4500万ドル相当の資金が必要とみられるものの、これまでに確保した資金はその10%にも満たないと明らかにした。

高官によると、アフリカ連合(AU)が1040万ドルの拠出を承認し、コンゴ民主共和国が1000万ドルの拠出を約束しているという。

世界保健機関(WHO)は今月14日、コンゴから近隣諸国にエムポックスの感染が拡大していることを受け、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言した。