EU外相「イスラエル閣僚を制裁対象に」提案 西岸での攻撃激化受け
AI要約
欧州連合（EU）の外相であるボレル外交安全保障上級代表は、イスラエル軍によるパレスチナ自治区ヨルダン川西岸での攻撃が激化しているとして、イスラエル政府の閣僚に制裁を提案した。
ボレル氏は、イスラエルの極右勢力の過激化に警告し、国際法違反や危機の悪化を指摘した。
具体的な閣僚の名前は明らかにされていないが、一部の閣僚によるパレスチナ人へのヘイトスピーチが問題視されている。
欧州連合（EU）の外相にあたるボレル外交安全保障上級代表は29日、イスラエル軍がパレスチナ自治区ヨルダン川西岸での攻撃を激化させているとして、イスラエル政府の閣僚を制裁対象にすべきだと提案したことを明らかにした。
この日行われたEU加盟国の外相による非公式会合の後、ボレル氏はヨルダン川西岸の現状に触れ、「イスラエルの極右勢力の一部が、完全に過激化している」と言及。「イスラエル政府の大臣2人に対する制裁を検討するよう、加盟国に提案した」と述べた。
閣僚の名前などは明らかにしなかったが、ボレル氏は会合の前、記者団に対して、一部の閣僚によるパレスチナ人への「ヘイトスピーチ」が国際法に違反し、危機を悪化させていると指摘していた。
