ウクライナ侵攻開始から2年半 ゼレンスキー大統領、越境攻撃続ける姿勢示す ロシアとの捕虜交換も発表

AI要約

ウクライナのゼレンスキー大統領はロシアの越境攻撃に対し、復讐ではなく正義として攻撃を続ける姿勢を示す。

ロシアとウクライナの間で115人の捕虜交換が行われ、ロシア兵が西部クルスク州で捕えられたことが明らかに。

ロシアのプーチン大統領は和平交渉を主張するも、戦闘の終結は見通せない状況が続いている。

ロシアがウクライナ侵攻を開始して24日で2年半となりました、ウクライナのゼレンスキー大統領はロシア西部への越境攻撃について「われわれは必ず借りを返す」と攻撃を続ける姿勢を示しました。

ロシアがウクライナ侵攻を始めて2年半となる24日はウクライナにとって旧ソ連からの独立記念日にあたり首都キーウでは記念式典が行われました。

これに先だってゼレンスキー大統領は声明を発表し、越境攻撃について「われわれは必ず借りを返す。われわれの土地に悪の種を蒔く者は自らの領土でその実を刈り取ることになる。これは復讐ではなく正義であり、悪へのブーメランだ」と述べ、攻撃を続ける姿勢を示しました。

また、ゼレンスキー大統領は、ロシアとの間でそれぞれ115人の捕虜交換がUAE=アラブ首長国連邦の仲介で行われたと発表しました。ウクライナが越境攻撃を始めてから初めてとなる捕虜交換で、ロシア兵は西部クルスク州で捕えた兵士だということです。

一方、プーチン大統領は和平交渉をめぐり、一方的に併合したウクライナ4州からのウクライナ軍撤退といった条件を主張していて、戦闘の終結は見通せない状況となっています。