ウクライナ侵攻開始から2年半 ゼレンスキー大統領「われわれは必ず借りを返す」 越境攻撃続ける姿勢

AI要約

ロシアがウクライナ侵攻を開始して2年半が経過し、ゼレンスキー大統領が攻撃に対し決意を示す。

ロシア軍がウクライナ東部で攻勢を強める中、ウクライナ軍もロシア西部への越境攻撃を行っている。

プーチン大統領との和平交渉が難航し、戦闘の終結が不透明な状況が続いている。

ウクライナ侵攻開始から2年半 ゼレンスキー大統領「われわれは必ず借りを返す」 越境攻撃続ける姿勢

ロシアがウクライナ侵攻を開始して24日で2年半となります。ゼレンスキー大統領はウクライナ軍によるロシア西部への越境攻撃をめぐり「われわれは必ず借りを返す」と攻撃を続ける姿勢を示しました。

ロシア軍はウクライナ東部ドネツク州などで攻勢を強めていて、物資輸送の拠点ポクロウシクに迫っているとされています。

これに対し、ウクライナ軍は今月に入り、ロシア西部クルスク州への越境攻撃を行っていて、これまでにおよそ1200平方キロメートルを掌握したとしています。

ロシアがウクライナ侵攻を始めて2年半となる24日はウクライナにとって旧ソ連からの独立記念日にあたり、ゼレンスキー大統領は声明を発表しました。

この中で越境攻撃について「われわれは必ず借りを返す。われわれの土地に悪の種を蒔く者は自らの領土でその実を刈り取ることになる。これは盲目的な復讐ではない。正義であり、悪へのブーメランだ」と述べ、攻撃を続ける姿勢を示しました。

一方、侵攻を続けるプーチン大統領はこれまでに和平交渉をめぐり、一方的に併合したウクライナの4つの州からウクライナ軍が撤退することなど、ウクライナが受け入れられない条件を主張していて、戦闘の終結は見通せない状況となっています。