2492カラットの巨大ダイヤ発見、史上2番目か ボツワナ

AI要約

ボツワナで2492カラットの巨大ダイヤモンドが発見され、最大の発見として注目される。

発見されたダイヤは無傷の状態で、ルカラ・ダイヤモンド社の技術が活かされた。

過去の大きなダイヤモンド発見事例やボツワナのダイヤ産出についても紹介されている。

2492カラットの巨大ダイヤ発見、史上2番目か ボツワナ

(CNN) アフリカ南部ボツワナで、史上2番目の大きさとみられる2492カラットの巨大ダイヤモンドの原石が見つかった。鉱山会社が明らかにした。

南アフリカで1905年に3106カラットのダイヤモンド「カリナン」が発見されて以来、最大の発見になるとみられている。

カナダの鉱山会社ルカラ・ダイヤモンドは22日、この「見事な」ダイヤは同社のカロウェ鉱山で無傷の状態で発見されたと発表した。

ルカラは今回のダイヤを「素晴らしい」発見と呼び、「これまでに発掘されたダイヤの原石で最大のものの一つ」と絶賛している。

ルカラの声明によると、ダイヤを探知、発掘、回収できたのは同社の「メガダイヤモンド回収X線透過(XRT)技術」のおかげだ。「大きな高価値のダイヤを特定、保存する」目的で設計されているという。

ルカラのウィリアム・ラム社長兼最高経営責任者(CEO)は声明で、「この見事な2492カラットのダイヤが回収されたことに歓喜している」と表明した。

ダイヤの原石は通常、色や透明度、サイズ、形状に応じて、宝石品質、宝石に近い品質、工業用品質に分類される。

今回の発表以前に2番目の大きさと考えられていたのは1109カラットの「レセディ・ラ・ロナ」で、これも2015年にルカラがカロウェ鉱山で発見した。発見の2年後には、高級宝飾品を手掛けるグラフに5300万ドル(現在のレートで約76億7000万円)で売却された。

ルカラの広報担当者によると、これまでに見つかったダイヤのサイズ上位10個のうち6個は同社が発見したものだという。

今回のダイヤは今後数週間で適切な鑑定が行われる見通し。

ロイター通信によると、このダイヤは23日、ボツワナのマシシ大統領にお披露目される。

ボツワナは価値ベースでダイヤの最大の産出国。ロイターによると、ボツワナは先月、政府が株式保有権を取得するオプションを行使しない場合、ライセンスを付与された鉱山会社は現地の投資家に鉱山の株式24%を売却しなければならないとする法律を提案した。

記録破りの3106カラットのダイヤ「カリナン」は1905年、現在の南アフリカにあったトランスバールのプレミア鉱山で発見され、後に複数の小さな宝石にカットされた。このうち一部は英王室の王冠にあしらわれている。