世界で2番目に大きいダイヤモンドを小さな鉱山会社が発見…株価が一時91%も上昇(海外)

AI要約

ルカラ・ダイヤモンド社が2492カラットの巨大なダイヤモンドを発見し、株価が急騰した。

カナダの鉱山会社ルカラは、ボツワナのカロウェ鉱山で史上2番目に大きなダイヤモンドを発見した。

この発見により、市場価値は4000万ドル以上に急上昇した。

世界で2番目に大きいダイヤモンドを小さな鉱山会社が発見…株価が一時91%も上昇(海外)

2492カラットのダイヤモンドを発見したルカラ・ダイヤモンド社の株価は、8月22日に91%の急騰を見せた。

ボツワナのカロウェ鉱山で発見されたこのダイヤモンドは、史上2番目の大きさだ。

この発表を受けて、ルカラ社の市場価値は4000万ドル強も上昇した。

カナダの鉱山会社ルカラ・ダイヤモンド社(Lucara Diamond)は2024年8月22日、2492カラットの巨大なダイヤモンドを発見したと発表し、株価は91%も急騰した。

ボツワナにあるルカラ社のカロウェ鉱山(Karowe Mine)で発見されたこのダイヤモンドは、重さ約1ポンド(約453グラム)で大きさは野球のボールほどだ。

これは、今までに発見されたダイヤモンドの中で2番目に大きい。

まだカットされていないこのダイヤモンドは、1905年に南アフリカで発見されたカリナン・ダイヤモンドより約600カラット小さい。

ルカラ社の株価はトロント証券取引所で22日に0.63ドルまで上がったが、株価はその後、午後の取引で33%まで上昇幅を縮小した。

ダイヤモンドの原石はまだ詳細な評価・鑑定を受けていないが、数千万ドルの価値があると予想されている。

2015年、ルカラは同じ鉱山で1109カラットの宝石品質のダイヤモンドを発見した。この石は5300万ドル(約77億円)で落札された。

YChartsのデータによると、ルカラの市場評価額は22日に4000万ドル(約58億円)強急騰し、1億5000万ドル(約217億円)近くになった。

今回の発見でユニークなのは、ダイヤモンドがX線技術によって発見されたことだ。

ルカラ社はプレスリリースで、「このダイヤモンドは、2017年に大型で価値の高いダイヤモンドを識別し保存するために導入された当社のメガダイヤモンド回収X線透過技術によって検出され、回収されたものだ」と述べている。

「この発見は、当社のカロウェ鉱山の驚くべき可能性を示すだけでなく、最先端のXRT技術への当社の戦略的投資を支持するものだ」とルカラのウイリアム・ラム(William Lamb)CEOは述べた。

ダイヤモンド採掘業者は近年、人工ダイヤモンドの台頭による価格下落や、壊れやすい宝石を壊さずに位置を特定し抽出するという根本的な課題など、さまざまな問題に直面している。