ハリス氏受諾演説 「胸が張り裂けそう」 ガザ停戦合意に意欲

AI要約

女性初の米大統領を目指す民主党のハリス副大統領はイリノイ州シカゴで演説し、イスラエルとハマスの戦闘に対し明確な立場を示した。

ハリス氏はガザ地区での状況を心配し、バイデン大統領と共に停戦合意に取り組む姿勢を表明した。

彼女の演説は外交問題に焦点を当てつつ、パレスチナとイスラエルの和平を促す意向が示された。

 女性初の米大統領を目指す民主党のハリス副大統領(59)は22日、米中西部イリノイ州シカゴで開かれている党全国大会で、大統領候補指名受諾演説を行った。

 ハリス氏はパレスチナ自治区ガザ地区で続くイスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘についても言及。「はっきりさせておきたい」とイスラエルの自衛権行使は認めるとの立場を再確認した。

 その上で「過去10カ月間にガザで起こったことは壊滅的なものだ。多くの罪のない命が失われ、絶望的で飢えた人々が何度も何度も安全を求めて逃げ惑い、その苦しみの規模には胸が張り裂けそうになる」と語り、バイデン大統領と共に早期の停戦合意に取り組んでいると強調した。【国本愛】