米提示のガザ新停戦案 ラファ検問所イスラエル軍監視のもとパレスチナ自治政府が管理
アメリカが提示したガザ地区の新たな停戦案には、ラファ検問所の管理権限の移行やパレスチナ人の釈放に関する内容が含まれている。
現在、イスラエルが支配するラファ検問所でのパレスチナ人の往来が可能となる可能性がある。
停戦交渉はアメリカなど3カ国の仲介で進められ、エジプトで協議が行われる予定となっている。
ガザ地区の停戦交渉を巡り、仲介国のアメリカが提示した新たな案が判明したと中東のメディアが報じました。
サウジアラビアのアルシャルクニュースは18日、ハマスの情報筋からの話としてアメリカが提示した新たな停戦案の内容を伝えました。
ガザ地区とエジプトの境界であるラファ検問所をイスラエル監視のもと、パレスチナ自治政府が管理する内容が含まれているということです。
現在、ラファ検問所はイスラエルが支配していて、ガザ地区とエジプトとの行き来はできませんが、合意に至れば、市民が往来できる可能性が出てきます。
このほか、ハマスが要求するイスラエルで拘留中のパレスチナ人の釈放に関しては、イスラエル側が少なくとも100人の釈放を拒否する権利を持つ案なども明らかになりました。
停戦交渉は15日からアメリカなど3カ国の仲介で再開されていて、21日にエジプトで再び協議が開かれることになっています。