「半導体やAIで協力を」 台湾新駐日代表に李逸洋氏、総統府が発表

AI要約

台湾総統府が新たな台北駐日経済文化代表処の代表に李逸洋氏を任命したことが発表された。

李氏は日台関係を高く評価し、半導体やAI産業などの分野で日本との協力を強化したいとの意向を示した。

前任の代表である謝長廷氏はすでに退任しており、李氏の指導のもとで台日関係が深化することが期待されている。

「半導体やAIで協力を」 台湾新駐日代表に李逸洋氏、総統府が発表

 台湾総統府は16日、在日大使館に相当する台北駐日経済文化代表処の新たな代表に考試院(人事院に相当)副院長を務めた李逸洋(リーイーヤン)氏(69)を任命すると発表した。台湾の中央通信社によると、9月にも着任する見通し。

 李氏は中央社の取材に応じ、現在の日台関係を「数十年で最高の時期」と評価。半導体やAI産業などの分野で日本との協力を進めていきたいとする考えも示した。

 李氏は民進党の陳水扁(チェンショイピエン)政権で民進党秘書長や内政部長(内政相)を歴任した。台湾外交部(外務省)は「李氏の指導のもと、台日関係が全面的に深化するものと信じている」とコメントした。

 2016年から代表を務めていた前任の謝長廷(シエチャンティン)氏はすでに退任している。(台北=高田正幸)