「民主化の象徴」アウンサンスーチー氏の住宅競売、また落札者現れず

AI要約

ヤンゴンで民主化指導者アウンサンスーチー氏の住宅が2回目の競売にかけられるも、買い手は現れず。

競売は住宅前で行われ、最低落札価格の高さが買い手不足の一因となった。

裁判所が落札価格を3千億チャットに減額しても、再び買い手は現れなかった。

「民主化の象徴」アウンサンスーチー氏の住宅競売、また落札者現れず

 ミャンマー最大都市ヤンゴンで15日、民主化指導者アウンサンスーチー氏(79)の住宅が2回目の競売にかけられた。スーチー氏が軟禁生活を送り、「民主化運動の象徴」とも言われる住宅。だが3月に行われた1回目と同じく、今回も買い手はつかなかった。

 同日午前10時、報道陣が集まる中、競売は住宅前で実施された。地元裁判所の担当者が「誰か入札者はいますか?」と3度声をかけたが、手を挙げる人は現れず。「誰もいないようなので、競売は終了します」との声かけで終了した。

 落札希望者が現れない一因は価格の高さだ。前回は最低落札価格が3150億チャット(3月時点で約221億円)に設定。今回は裁判所が3千億チャットに減額していた。