ロシアのパイプライン事故、ウクライナ人に逮捕状 独メディア報道

AI要約

ウクライナ全面侵攻後に起きたロシアと欧州を結ぶ天然ガスパイプライン「ノルド・ストリーム」のガス漏れ事故で、被疑者が逮捕状発行されたが、すでにポーランドを離れている

逮捕状は6月に発行されていたが、国境警備隊のデータベースに登録されておらず、7月にウクライナに出国することを防げなかった

ロシアのパイプライン事故、ウクライナ人に逮捕状 独メディア報道

 ロシアによるウクライナ全面侵攻開始後に起きた、ロシアと欧州を結ぶ天然ガスパイプライン「ノルド・ストリーム」のガス漏れ事故をめぐり、公共放送ARDなど複数のドイツメディアが14日、爆発物設置に関与したとの容疑でウクライナ国籍の男に逮捕状が発行されたと報じた。男は滞在していた隣国ポーランドをすでに離れており、拘束されていないという。

 ロイター通信によると、独メディアの報道後、ポーランドの検察当局がドイツ側から6月、逮捕状を受け取っていたことを認めた。検察当局は、ドイツ側が男の情報を国境警備隊のデータベースに登録していなかったため、7月にポーランドからウクライナに出国するのを防げなかった、としているという。