ウクライナ、ロシア・クルスク州に新たな無人機攻撃

AI要約

ウクライナはクルスク州で新たな無人機攻撃を開始し、約1000平方キロメートルのロシア領を支配している。ウクライナ軍はクルスク州内の28の集落を制圧し、ロシア産天然ガス中継拠点の包囲を試みている。

ウクライナ空軍によると、ロシアからの夜間空襲警報が解除された後も、38機のドローンと2発の弾道ミサイルが発射されたが、幸いにも被害は免れた。

Lidia Kelly

[13日 ロイター] - ウクライナは13日、ロシア西部クルスク州に新たな無人機(ドローン)攻撃を開始した。ロシア国防省は同州上空で12機のドローンを破壊したと発表した。

ウクライナ軍のシルスキー総司令官は12日、「クルスク州で攻撃作戦を継続しており、現時点で約1000平方キロメートルのロシア領を支配している」と述べた。

クルスク州のスミルノフ知事代行は12日、ウクライナ軍が国境から約12キロの地域まで幅40キロにわたり侵入し、州内で28の集落を制圧したと報告した。

一部の軍事ブロガーによると、クルスクのウクライナ軍は、ウクライナ経由で欧州に輸出されるロシア産天然ガスの中継拠点であるスジャを包囲しようとしている。一方、国境から約22キロ離れたコレネボとマルティノフカ付近で大規模な戦闘が繰り広げられた。

ウクライナ空軍は13日、ロシアが夜間にウクライナに向けて38機のドローンと2発の弾道ミサイルを発射したと発表した。同日未明にウクライナ全土に一時空襲警報が発令されたが、その後解除された。