出生届の申請中、生後4日の双子と妻がイスラエル軍に殺害される パレスチナ・ガザ

AI要約

ガザ地区で生まれたばかりの双子とその家族がイスラエル軍の攻撃で亡くなった悲劇。

アル・クムサンさんが留守中に双子が父親も含めて殺害されたこと。

ガザ地区ではイスラエル軍による攻撃で多くのパレスチナ人が犠牲となっている。

出生届の申請中、生後4日の双子と妻がイスラエル軍に殺害される パレスチナ・ガザ

イスラエル軍による攻撃が続くパレスチナ自治区ガザ地区で、生まれたばかりの双子が、父親が出生届を役所に出しに行っている間に殺害された。

BBCなど複数の海外メディアが報じている。

死亡したのは、アッセルちゃんとアイセルちゃん。父親のモハメド・アブ・アル・クムサンさんが留守の間、イスラエル軍の空爆を受けて死亡した。わずか生後4日目のことだった。

2人のほか、アル・クムサンさんの妻のジュマナさんと、ジュマナさんの母親も死亡した。

アル・クムサンさんは、「何が起こったのかわかりません。砲弾が家に命中したと聞いています。子どもたちが生まれたことを祝う余裕さえありませんでした」と話している。

CNNの映像には、家族が殺害されたことを告げられ、膝から崩れ落ちるアル・クムサンさんの姿が映っている。AP通信は、一家がイスラエル軍の指示に従い、ガザ中心部に避難していたと報じている。

CNNによると、ジュマナさんは薬剤師で、昨夏にアル・クムサンさんと結婚。双子の出産後、ジュマナさんは子どもたちの誕生についてfacebookで「奇跡」だと報告していたという。

イスラエルは、イスラム組織ハマスが2023年10月7日にイスラエルを攻撃したことを受けて、軍事攻撃を開始した。

ガザの保健省によると、同日以降、イスラエルによるガザ攻撃で4万人近くのパレスチナ人が殺害され、子どもは1万6400人以上(うち115人が新生児)に上る。