米NY州地裁、無所属ケネディ氏の出馬認めず 居住実態ないと判断

AI要約

ニューヨーク州地裁は、大統領選に無所属で出馬しているロバート・ケネディ・ジュニア氏のニューヨークでの立候補資格を認めず

ケネディ氏は友人宅を主たる住所と主張していたが、裁判所はカリフォルニア州での生活を根拠に決定

これにより、ケネディ氏の名前は11月の大統領選の投票用紙に印刷されないこととなった。

【AFP=時事】米ニューヨーク州地裁の判事は12日、大統領選に無所属で出馬しているロバート・ケネディ・ジュニア(Robert Kennedy Jr)氏について、同州での居住実態がないとして、同州での立候補資格を認めない判断を下した。13日に登録された裁判所文書で明らかになった。ケネディ氏は控訴する方針。

 ケネディ氏は、ニューヨーク市北郊の友人宅の一室が主たる住所だと主張していた。

 これに対し、地裁のクリスティナ・リバ(Christina Ryba)判事は、「候補指名請願書に記載されたケネディ氏の住所は選挙法上の真の住所ではない」と述べた。

 判事は特に、ケネディ氏が「エミュー、カメ、20羽のハヤブサ、3匹の犬」といったペットをカリフォルニア州で飼育している点を指摘。これはニューヨーク州に戻る意思がないことを示しており、居住実態があるのはカリフォルニア州だと断定した。

 今回の地裁判断を受け、ニューヨーク州選挙管理委員会は、11月の大統領選の投票用紙にケネディ氏の名前を印刷することが禁じられる。【翻訳編集】 AFPBB News