ハリス氏が接戦州でリード、「立場が劇的に逆転」 米大統領選の調査

AI要約

11月の米大統領選で接戦州での世論調査結果が公表され、ハリス副大統領がトランプ前大統領をリードしていることが明らかになった。NYTが報道した通り、民主党の勢いが増しているとされる。

NYTとシエナ大が行った調査では、ミシガン州、ウィスコンシン州、ペンシルベニア州の有権者を対象にしており、ハリス氏がトランプ氏に対して有利な結果が出ている。誤差は4.2~4.8ポイントとされる。

バイデン大統領が撤退して以降初めてNYTが行った調査であり、以前はトランプ氏が優位だったが、今回はハリス氏がリードしていることが示されている。

ハリス氏が接戦州でリード、「立場が劇的に逆転」 米大統領選の調査

 11月の米大統領選でカギを握る接戦州で、ハリス副大統領(59)がトランプ前大統領(78)をリード――。米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)が10日、そんな世論調査結果を公表した。7月下旬にハリス氏が候補者に躍り出て以降、民主党の勢いは増しているが、NYTは「民主党の立場が劇的に逆転したことを示す兆候」と伝えている。

 NYTとシエナ大は今月上旬、いずれも中西部のミシガン州とウィスコンシン州、東部ペンシルベニア州の有権者を対象に、電話による世論調査を行った。「大統領選が現在あった場合、ハリス氏と(共和党候補者の)トランプ氏のどちらに投票するか」の問いに対して、いずれの州でもハリス氏が50%、トランプ氏が46%となった。誤差は4.2~4.8ポイントだとしている。

 NYTが行う接戦州での世論調査は、バイデン大統領(81)が大統領選から撤退して以降初めて。5月に接戦州で、7月にはその中から再びペンシルベニア州で行った調査では、いずれもトランプ氏が優位に立つかバイデン氏と同率だった。