停戦交渉の再開要請相次ぐ ガザ学校空爆で緊急会合 国連安保理
国連安保理がイスラエル軍によるガザの学校空爆を非難し、停戦交渉の再開を要請。
停戦案の履行が進まず、アルジェリアや米国から批判が相次いでいる。
イスラエルにハマスを追及する権利はあるが、方法に問題があるとの指摘がある。
【ニューヨーク時事】国連安全保障理事会は13日、イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザの学校空爆を受け、緊急の公開会合を開いた。
各理事国は民間人を巻き込んだ攻撃を非難。イスラエルとイスラム組織ハマスに対し、停戦交渉の再開を要請する意見が相次いだ。
安保理は6月、バイデン米大統領が公表した停戦案の速やかな履行を求める決議を採択したが、実現には至っていない。
安保理でアラブ諸国を代表するアルジェリアのベンジャマ国連大使は「イスラエルは決議を無視し続けている」と糾弾した。イスラエルの後ろ盾である米国のトーマスグリーンフィールド国連大使も「イスラエルにはハマスを追及する権利があるが、やり方が問題だ」と指摘。早期の停戦合意を呼び掛けた。