ガザ交渉進展で報復自制も 「失敗なら攻撃」とイラン

AI要約

ハマス最高指導者の暗殺によりイランとイスラエルの緊張が高まる中、ロイター通信によると、停戦交渉が進展すればイランは直接報復を自制する見通し。

一方、交渉が失敗したり話し合いが引き延ばされると判断した場合、イランはイスラエルを攻撃する可能性がある。

米国やカタール、エジプトが交渉の再開を要請しており、状況が注目されている。

 【テヘラン共同】イスラム組織ハマスの最高指導者だったハニヤ氏がイランで暗殺され、イランとイスラエルの緊張が高まる中、ロイター通信は13日、パレスチナ自治区ガザで戦闘を続けるイスラエルとハマスの停戦交渉が進展すれば、イランはイスラエルへの直接報復を自制するだろうと報じた。イラン政府高官3人の話だとしている。

 高官の1人は交渉が失敗したり、イスラエルが話し合いを引き延ばしたりしていると判断した場合、イランはイスラエルを攻撃し、レバノンの民兵組織ヒズボラなど親イラン勢力も加わるとの見方を示した。

 交渉を仲介している米国やカタール、エジプトは15日に交渉を再開するよう双方に要請した。