ウクライナ軍の越境攻撃 ロシアの避難者13万人超

AI要約

ウクライナ軍がロシアのオリョール州に越境攻撃し、多くの避難者が逃れてきている状況が報告されている。

避難者は家に戻りたいが砲弾の音が聞こえる中、避難を続けなければならない状況で支援が必要と訴えている。

ロシア国内でも戦闘が続き、プーチン大統領は状況を「挑発行為」と表現しながらも、戦争であるとは避けて言及している。

ウクライナ軍の越境攻撃 ロシアの避難者13万人超

 ウクライナ軍が越境攻撃しているロシアのクルスク州に隣接するオリョール州には、大勢の避難者が逃れてきています。支援物資の集積所で現地の窮状を訴えました。

「銃声はまだですが、砲弾の音は聞こえます。家に帰りたいですがまだ避難しなければ」(クルスクからの避難者)

 避難してきた女性は地元の店では品切れ状態で買い物もできず、仕事もない状況だと訴えました。

 オリョールの市民らも前例のない事態に不安そうな面持ちで、飲料水や衣料品などの支援物資を集積所に次々と持ち寄っています。ウクライナによる越境攻撃の避難者は13日までに13万2000人以上に上り、さらに増えるとみられます。

 ロシアの国土が外国の軍隊に侵攻されるのは第2次世界大戦以来ですが、プーチン大統領はウクライナの越境攻撃を「挑発行為」と呼び続け、「戦争」という言葉を避けています。国民にパニックを引き起こさないためだとみられますが、ロシア国内の戦闘も収束の見通しはなく、被害は拡大しています。(ANNニュース)