ウクライナ軍「ロシア領1千平方kmを支配下に」 司令官が明らかに

AI要約

ウクライナ軍がロシア領の1千平方キロメートルを支配下に置いているとシルスキー司令官が報告。

ウクライナ軍の作戦をZelensky大統領が支持し、人道的支援の準備を進めていることを明らかにした。

Zelensky大統領が、ロシアのテロリストを攻撃し平和に向けて努力していることを述べた。

ウクライナ軍「ロシア領1千平方kmを支配下に」 司令官が明らかに

 ウクライナ軍のシルスキー司令官は12日、「現在、ロシア領の約1千平方キロメートルを支配下に置いている」とテレグラムに書き込んだ。ウクライナによる越境攻撃が始まってから7日目となり、支配地域を広げている模様だ。

 シルスキー氏は併せて、ウクライナ軍の最高司令官会議の様子を映した1分強の動画も投稿。ゼレンスキー大統領らに対して、スクリーン越しに「(ロシア南西部)クルスク州の領土で作戦を継続している」「戦闘が前線全体で行われているが、状況は我々が支配している」と報告する様子が映っている。

 ゼレンスキー氏も最高司令官会議についてSNSに投稿。「クルスク州での我々の作戦」についてシルスキー氏から報告を受けたとした上で、内務省や保安局に対しては、現地のロシア人に人道的支援をするための準備を進めるよう指示したことを明らかにした。

 ゼレンスキー氏はまた、12日夜のビデオ演説で「ロシアのテロリストがいる場所、彼らが攻撃を仕掛ける場所、つまり軍用飛行場や兵站(へいたん)を破壊することは、公正に他ならない」と主張。「これが平和を近づけることにいかに役立つか、我々は理解している」と訴えた。(ロンドン=藤原学思)