ごみ山崩壊事故、23人死亡 ウガンダ

AI要約

ウガンダの首都カンパラでゴミ処分場の崩壊事故が発生し、26人が死亡。雨後の大量のゴミ山が崩れ、近くの住民や家畜が巻き込まれた。

死亡者の中には5人の子どもも含まれており、捜索活動は続いている。市長は以前からゴミ処理場の危険性を指摘していた。

大統領は軍の特殊部隊を派遣し、居住許可の問題について責任を明らかにするよう指示した。

【AFP=時事】ウガンダの首都カンパラで週末、ゴミ処分場の堆積物の山が崩れる事故が発生し、多数の犠牲者が出た。市当局は12日、これまでに26人の死亡が確認されたと発表した。

 事故は10日に起きた。大雨の後、カンパラ北部にある埋め立てごみ処理場に積み上げられていた大量のごみの山が崩れ、近くの住民や家畜が巻き込まれた。

 カンパラ市当局はAFPに「これまでに23人の死亡が確認されている」とし、捜索活動は今も続けられていると話した。

 地域の代表者は11日、犠牲者には5人の子どもも含まれていると明らかにした。

 現場には重機が投入され、ごみの山を掘り起こして捜索活動が行われている。

 カンパラのエリアス・ルクワゴ(Erias Lukwago)市長は、14ヘクタールの処理場からあふれ出るごみの危険性について以前から指摘していた。1996年に開設された同処理場には、市のほぼ全てのごみが持ち込まれている。

 ヨウェリ・ムセベニ(Yoweri Museveni)大統領は、軍の特殊部隊に捜索救助活動を支援するよう指示し、また「潜在的に危険なごみの山」の近くに居住許可を出したことについて責任の所在を明らかにするよう求めたことを明らかにした。【翻訳編集】 AFPBB News