トランプ陣営がハッキング被害で内部文書が流出と発表 イランを非難
トランプ前大統領の陣営がイランによるハッキング被害を明らかにし、内部文書の流出を非難しています。
トランプ陣営は具体的な証拠は示していませんが、マイクロソフト社の報告によれば、イランのハッカーが大統領選の陣営幹部に攻撃メールを送った可能性があるとされています。
トランプ氏はSNSでイランを非難し、イラン政府は選挙に干渉する意図を持っていないと主張しています。
トランプ前大統領の陣営がハッキング被害を受けて内部文書が流出したと明らかにしました。トランプ氏は、イランによる攻撃だと非難しています。
アメリカメディアによりますと、10日、トランプ陣営は「敵対的な外国勢力」によるハッキングにより内部文書の一部が流出したと発表しました。
過去の経緯を引き合いに、イランの犯行だと主張していますが、具体的な証拠は示していません。
これに先立ち、マイクロソフト社は9日、「6月にイランのハッカーが大統領選の陣営幹部に標的型攻撃メールを送っていた」とする報告書を公開していました。
6月はトランプ前大統領がバンス副大統領候補を指名した時期に近く、トランプ陣営は、民主的な選挙そのものに混乱をもたらす意図があると主張しています。
トランプ氏は10日、SNSへの投稿でイランを非難したうえで、「彼らは公開されている情報しか得ることはできなかった」と付け加えました。
ロイター通信によりますと、一連の報道に対し、イランの国連代表部は「イラン政府はアメリカ大統領選挙に干渉する意図も動機も持っていない」と関与を否定しています。