イラン、ハマス幹部暗殺巡るハメネイ師の命令実行へ=革命防衛隊副司令官

AI要約

イランの精鋭部隊IRGCの副司令官が、イスラエルに対する報復を実行すると表明。ハメネイ師の命令実行を強調。

米国はイランの発言を真剣に受け止め、イスラエルを支援する姿勢を示す。

ハマス幹部の暗殺事件が発端となり、イスラエルとイランの緊張が高まる。

イラン、ハマス幹部暗殺巡るハメネイ師の命令実行へ=革命防衛隊副司令官

[ドバイ 9日 ロイター] - イランの精鋭部隊「イスラム革命防衛隊(IRGC)」のアリ・ファダビ副司令官は9日、テヘランで起きたイスラム組織ハマス幹部の暗殺を巡り、イスラエルを「厳しく処罰せよ」という最高指導者ハメネイ師の命令を実行すると表明した。

イランのメディアによると、ファダビ副司令官は「イスラエルに対する厳しい処罰と報復に関するハメネイ師の命令は明確かつ明白だ。可能な限り最善の方法で実行する」と述べた。

米国の国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は「こうした発言は真剣に受け止めなければならない」とし、米国は中東地域に十分な資源を投入し、イスラエルを防衛すると述べた。

ハマスのイスマイル・ハニヤ最高指導者は7月31日、イランのペゼシュキアン大統領の就任宣誓式に出席するためテヘランを訪問していた際に暗殺された。ハメネイ師は「厳しい処罰」を下す根拠をイスラエルが与えたとし、報復はイランの義務と述べていた。