ハマス最高指導者に“強硬派”シンワル氏 ガザ停戦交渉にも影響か

AI要約

イスラエル軍と戦闘を続けるイスラム組織ハマスは、新たな最高指導者としてヤヒヤ・シンワル氏を選出。シンワル氏は強硬派で、停戦交渉に影響を与える可能性がある。

シンワル氏はイスラエル軍に追われる身であり、去年の奇襲攻撃の首謀者として指名手配中。イスラエルの外相はシンワル氏を抹殺すべきと非難。

ハマス新最高指導者のシンワル氏の就任により、ガザ地区での戦闘が激化する可能性があり、今後の情勢が注目されている。

イスラエル軍と戦闘を続けるイスラム組織ハマスは、イラン訪問中に殺害された最高指導者ハニヤ氏の後任として、パレスチナ自治区ガザのトップ、ヤヒヤ・シンワル氏を選出したと発表しました。

ハマス政治部門の幹部は6日、殺害された最高指導者ハニヤ氏の後任として、シンワル氏が全会一致で選ばれたと明らかにしました。

シンワル氏は、去年10月のイスラエルへの奇襲攻撃の首謀者とされ、イスラエル軍は最大の標的として行方を追っています。

また、いまも続くガザでの戦闘を指揮する強硬派で、停戦交渉をめぐっては譲歩に反対する姿勢を示してきたとみられ、今後の交渉の行方にも影響を及ぼす可能性があります。

イスラエルのカッツ外相は自身のSNSを更新し、シンワル氏が最高指導者に任命されたことについて、「シンワルを速やかに抹殺し、悪質な組織を地球上から消滅させるべき理由が増えた」などと非難しています。