イスラム協力機構、外相らが緊急会合 イラン側、ハマス指導者殺害でイスラエルへの報復攻撃を改めて宣言

AI要約

OIC(=イスラム協力機構)は、ハマス指導者ハニヤ氏の殺害を受けてイランがイスラエルへの報復攻撃を宣言し、外相らによる緊急会合を開いた。

イランはイスラエルによる殺害として報復を行う姿勢を示し、OICの事務総長はイスラエルの行為を国際法違反と指摘した。

イランはイスラエルへの対抗としてイスラム諸国の団結を強調し、報復攻撃の実施時期を適切に検討する姿勢を示した。

OIC(=イスラム協力機構)は7日、外相らによる緊急会合を開きました。イスラム組織ハマスの指導者ハニヤ氏が殺害されたことをめぐり、イラン側はイスラエルへの報復攻撃を改めて宣言しました。

ハマスの指導者ハニヤ氏がイランで殺害されたことを受け、イラン側は、イスラエルによるものだとして報復攻撃を宣言しています。

こうした中、50以上のイスラム諸国・地域が加盟するOIC(=イスラム協力機構)は7日、イラン側の要請を受けて、サウジアラビアで外相らによる緊急会合を開きました。

会合でOICの事務総長は「イスラエルはイランの主権と安全保障を侵害し、国際法に違反している」と批判しました。

イラン側は、イスラエルに対抗するために、イスラム諸国が団結する重要性を強調した上で「イランの対応は適切な時期に適切な形で行われる」と述べ、報復攻撃を改めて宣言しました。

一方、エジプトの国営メディアは7日、イランが航空会社に対して、イランの領空での飛行を控えるよう勧告したと伝えました。

「軍事演習のためだ」としていますが、報復攻撃をめぐって緊張が高まっています。