イエメン沖でタンカー攻撃、過去24時間で4回 米軍7日にフーシ派爆撃

AI要約

イエメンで石油タンカーが4回の攻撃を受けたが被害はなし。昨年からフーシ派による船舶攻撃が続いている。

攻撃を受けた石油タンカーはリベリア船籍の「デルタ・ブルー」。小型船舶やミサイルによる攻撃を受けた。

米軍もフーシ派の地上設備やミサイルを攻撃し、状況が緊迫している。

イエメン沖でタンカー攻撃、過去24時間で4回 米軍7日にフーシ派爆撃

[カイロ 9日 ロイター] - 英海軍の関連機関である英国海運貿易オペレーション(UKMTO)は9日、イエメン南西部モカの沖合で過去24時間に石油タンカーが4回の攻撃を受けたと明らかにした。タンカーの船体と乗組員に被害は出ていないという。

紅海周辺では昨年11月以来、イエメンの親イラン武装組織フーシ派が船舶を狙った攻撃を続けている。

今回攻撃を受けたのは、リベリア船籍の石油タンカー「デルタ・ブルー」。8日にそれぞれ4人が乗った2隻の小型船舶が接近し、ロケット推進式手りゅう弾を発射。船体の近くで爆発した。その数時間後にミサイルが近くで爆発したという。9日にも無人艇による攻撃とミサイル攻撃を受けた。

これに先立ち、米軍は7日にフーシ派が支配する地域にあるイエメンの標的を攻撃。米中央軍(CENTCOM)によると、ドローン(無人機)2機のほか、フーシ派の地上管制施設、対艦巡航ミサイル3発を破壊した。