「民主主義体制の転覆を企てた」 タイの最大野党に解党命令

AI要約

タイの憲法裁判所は、不敬罪の改正を公約に掲げた前進党が民主主義体制の転覆を企てたとして解党された。

前進党は保守派からの反発を受け最大野党となり、党首らは政治活動が10年間禁止される。

一部の党員は新たな政党への移籍を図る見込み。

「民主主義体制の転覆を企てた」 タイの最大野党に解党命令

 タイの憲法裁判所は、王室への侮辱行為を罰する「不敬罪」の改正を公約に掲げていた最大野党「前進党」に対し、「民主主義体制の転覆を企てた」などとして解党を命じました。

 「前進党」は、去年の下院総選挙で「不敬罪」の改正などの公約を掲げ第一党となったものの、保守派からの反発を受けて最大野党となっていました。

 その前進党に対し憲法裁判所は7日、「国王を国家元首とする民主主義体制の転覆を企てた」などとして解党を命じました。これに伴い、ピター前党首ら幹部は、10年間、政治活動を出来なくなりました。

 一方、他の党員らは、前進党の後継となる政党へ移籍する見込みです。(ANNニュース)