【タイ】憲法裁、最大野党・前進党の解党処分を発表

AI要約

タイの憲法裁判所は、最大野党の前進党を解党処分にすると発表した。

前進党は、不敬罪を定めた刑法112条の改正を掲げたことが違憲と判断され、解党の措置が取られた。

前進党は2023年の総選挙で最多の議席を獲得したが、政権獲得には至らなかった。

 タイの憲法裁判所は7日の午後3時45分ごろ、最大野党の前進党を解党処分にすると発表した。前進党は、不敬罪を定めた刑法112条の改正を総選挙の公約に掲げ、改正運動を進めたことについて、今年1月に憲法裁から違憲だとの判断を下された。これを受け、選挙管理委員会が3月、同党の解党、党幹部の10年間の政治活動禁止を求めて憲法裁に提訴し、憲法裁が4月3日に訴えを受理した。

 同党は2023年の総選挙では151議席を獲得し、議席数で第1党となったが、政権獲得に至らなかった。