英各地で人種差別への抗議活動 極右暴動受け

AI要約

英国全土で極右主義者らによる暴動が続いている問題で、人種差別に反対する人々が抗議活動を行い警察も出動した。

反イスラムを唱える極右主義者が移民施設や移民支援施設を襲撃する可能性があったが実際には起こらなかった。

各地で企業が終業時間を繰り上げたり、窓を板で囲ったりする対策を取ったが、深刻な混乱は報告されていない。

英各地で人種差別への抗議活動 極右暴動受け

[ロンドン 7日 ロイター] - 英国全土で極右主義者らによる暴動が続いている問題で、人種差別に反対する人々が7日、各地に集まって抗議活動を行い、警察も出動した。

反イスラムを唱える極右主義者が同日、複数の移民施設や移民支援施設、移民支援専門の法律事務所を襲撃するとの情報がインターネットに流れたことがきっかけ。襲撃は結局起こらなかった。

ネット情報を受けて多くの企業は同日終業時間を切り上げ、建物の窓を板で囲った店舗もあった。

ロンドン、ブリストル、バーミンガム、リバプール、ヘースティングスなどの都市では街頭に警察官が配備されたほか、「人種差別と闘おう」、「極右を止めよう」などのプラカードを掲げた群衆が集まった。参加したのはイスラム系の人々や反人種差別団体、反ファシスト団体、労働組合、左派組織のメンバー、地元住民など。

午後9時(GMT20時)現在、深刻な混乱は報告されていない。