“デマ”きっかけに…移民排斥デモ拡大 各地で暴動 英国

AI要約

イギリスでは、デマをきっかけに移民排斥を求めるデモが拡大し、暴動に発展している。

ダンス教室で女の子3人が刺され殺害された事件について、誤った情報が拡散され、極右主義のグループがデモを扇動しているとみられる。

スターマー首相は極右の暴力行為を非難し、法にそって厳正に対処することを表明している。

イギリスで、デマをきっかけに移民排斥を求めるデモが拡大し、各地で暴動に発展しています。

イギリスでは、先月29日にダンス教室で女の子3人が刺されて殺害された事件について、移民でイスラム過激派の犯行との誤った情報がSNSで拡散しました。これを受け、各地で抗議行動が起き、難民申請者が滞在するホテルやモスクなどが標的となりました。極右主義のグループがデモを扇動しているとみられ、略奪や放火なども起きるなど各地で暴動に発展しています。BBCによりますと、これまでに警察官少なくとも11人が負傷し、150人以上が拘束されたということです。

スターマー首相は4日、テレビを通じて演説し、極右の暴力行為だと非難したうえで、法にそって厳正に対処すると述べました。イギリス政府は、閣僚のほか警察や情報機関などを招集して緊急会議を開き、対応を協議するとしています。