再送-ロシア中銀、24年輸入は1─3%減と予想 越境決済の問題で

AI要約

ロシア中央銀行は、制裁による越境決済の問題が今年の輸入を阻害し、輸入が1-3%減少すると予想している。

国内企業は主要貿易相手国からの輸入品に対する支払いトラブルを報告しており、中銀は制裁による障壁が高まり輸入を下方修正した。

輸入の減少はルーブル相場の支援材料となっており、中銀は制裁緩和の可能性が低いと見ている。

(見出しの誤字を訂正します)

[モスクワ 7日 ロイター] - ロシア中央銀行は7日、西側諸国の制裁に起因する越境決済の問題が今年の輸入を阻害するとの見通しを示した。年間の輸入は1─3%減少すると予想した。

ロシアの銀行がコンプライアンスの取り組みを強化する中、国内企業は中国やトルコなど主要貿易相手国からの輸入品に対する支払いが遅れたり取り消されるトラブルを報告している。

中銀は決済や物流面で制裁による障壁が高まったことを反映し、輸入の予想を下方修正したと説明した。

輸入の減少はルーブル相場の支援材料の一つとなっている。

中銀は中期的に制裁が緩和される可能性はないとみている。さらに、新たな制裁が導入されるか既存の制裁が強化される可能性は中銀の「基本シナリオ」に対するリスクだとした。