イスラム機構、安保理の介入要請 ハマス指導者暗殺で緊急外相会議

AI要約

イスラム協力機構がハマス指導者暗殺を非難し、イスラエルに全責任があるとする声明を採択。

イランはイスラエルへの報復支持を求めるも、他の国は支持せず紛争拡大懸念。

サウジアラビア、エジプトなどが会議でイランに同調せず、現状維持を示唆。

 【テヘラン、エルサレム共同】イスラム協力機構(OIC)は7日、イスラム組織ハマスの最高指導者だったハニヤ氏暗殺を巡り、サウジアラビア西部ジッダで緊急外相会議を開催した。採択した声明で暗殺の全責任はイスラエルにあると非難し、国連安全保障理事会に即時介入を要請した。イランはイスラエルへの報復に理解を求めたが、支持は広がらなかった。

 イランのバゲリ外相代行は会議で「安保理の適切な行動がない以上、正当防衛の権利を行使する以外の選択肢はない」と強調した。サウジアラビアやエジプトなどは外相が欠席し、代理が出席。紛争拡大を懸念し、イランに同調しない姿勢を示したとみられる。