ロシア提示の和平条件、長引くほどウクライナに不利=前国防相

AI要約

ロシア前国防相のショイグ氏は、ウクライナに対する和平交渉の重要性を強調し、遅延が状況を悪化させる可能性があると警告した。

プーチン大統領が和平条件を提案して以来、ウクライナは領土を失い続けており、遅れるほど立場が悪化していると指摘している。

ロシアはウクライナに対し、領土の放棄とNATO加盟からの撤退を条件とするが、ウクライナはこれを拒否している。

ロシア提示の和平条件、長引くほどウクライナに不利=前国防相

[モスクワ 6日 ロイター] - ロシア前国防相のショイグ安全保障会議書記は6日、ウクライナに対し、和平交渉開始までの時間が長引くほど、ウクライナ国民にとって条件は厳しくなるとの見解を示した。

ショイグ氏は国営テレビで、プーチン大統領が6月14日に和平条件を提案して以来、ウクライナは多くの流血を伴いながら420平方キロメートルの領土を失ったとした上で、「ウクライナにとっての好機は狭まっている。対応が遅れるほど領土を失うことになる」と警告した。

ロシアは、ロシア軍がすでに奪取しているウクライナ領土の5分の1にあたる土地を同国が放棄し、北大西洋条約機構(NATO)加盟に向けた野心を放棄することを前提に交渉する必要があるとしている。ウクライナはこれらの条件を退けている。