オープンAI、創業メンバー退社 人材流出続く

AI要約

米オープンAIの創業メンバー、ジョン・シュルマン氏が同社を退社し、競合企業アンソロピックでAIのアラインメント研究に注力することを表明した。

チャットGPT開発を率いたピーター・デン氏もオープンAIを退社し、人材流出が続いている状況。

シュルマン氏は個人的なキャリア形成上の選択として辞めたと説明し、チャットGPTの基盤モデルの改良を担当していた。

 【シリコンバレー時事】生成AI(人工知能)「チャットGPT」を手掛ける米オープンAIの創業メンバー、ジョン・シュルマン氏が5日、同社を退社すると表明した。

 X(旧ツイッター)上に公開した同僚宛てのメモで、競合の新興企業アンソロピックに移り、AIが人間の意図から外れないようにする「アラインメント」の研究に注力すると説明した。

 また、米IT専門メディアのジ・インフォメーションは、チャットGPT開発を率いたピーター・デン氏もオープンAIを去ったと報じた。5月にも幹部が退社しており、人材流出が続いている。

 シュルマン氏は「オープンAIのアラインメント研究に対するサポートがないから辞めるのではない」と強調した。個人的なキャリア形成上の選択という。同氏は、チャットGPTの基盤モデルの改良を担当していた。