Copilotアップデートまとめ、TeamsやSharePoint対応、GPT-4o搭載Copilotとは?

AI要約

マイクロソフトは2024年5月、開発者向けの大規模イベントであるMicrosoft Buildを開催しました。CopilotやCopilot for Microsoft 365に関連する新機能が発表され、後半に登場予定です。

2024年5月、OpenAIから最新のGPT-4oが発表され、AIの応答速度やマルチモーダル性能が向上しています。生成AIのユーザー体験に影響を与えるポイントであり、新しい体験が期待されています。

CopilotにGPT-4oが実装され、Windows 11の7月アップデートから独立アプリ化が始まります。デスクトップ上でCopilotとの会話や画面共有が可能で、WordやPowerPointなどの操作方法を学ぶことができます。

Copilotアップデートまとめ、TeamsやSharePoint対応、GPT-4o搭載Copilotとは?

 マイクロソフトは2024年5月、開発者向けの大規模イベントであるMicrosoft Buildを開催しました。また、その数日前には、新しいSurfaceを発表するイベントも開催されています。これらのイベントで、CopilotやCopilot for Microsoft 365に関連する新しい情報も発表されています。新しい機能は今年の後半以降に登場予定のものも多く、そろそろ概要を掴んでおきたいところです。そこで今回は、この2つのイベントで紹介されたCopilotとCopilot for Microsoft 365に関する内容から、押さえておくべき情報をピックアップして紹介します。

 Microsoft Buildと同じく2024年5月に、OpenAIから最新のフラッグシップモデルであるGPT-4oが発表されました。これまでのモデルと比較して応答速度が明らかに早くなっており、音声や画像などをリアルタイム処理するマルチモーダルな性能も向上しています。

 AIが会話を行いながら作業を進める生成AIでは、応答速度の向上はユーザー体験に直接影響を与えるもので、これまではなかった新しい体験ができると期待されています。

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 そうしたGPT-4oが、Windows上で動作するCopilotに実装されることが発表されました。これに先立ち、これまでWindowsのタスクバーの右側に固定されていたCopilotが、独立したアプリとなりウィンドウで利用できるようになります。

 この独立アプリ化は、Windows 11の2024年7月のアップデートから展開がはじまっており、間もなく新しいCopilotへと切り替わる期待が高まります。

 GPT-4oが実装されて新しくなったCopilotでは、デスクトップ上の画面を共有しながらCopilotと会話を行うことができます。イベントでは、ゲームのMinecraftの画面を共有し、Copilotと相談しながらプレイを進める様子のデモが行われました。

 こうした機能を活用すれば、私たちが仕事で使うWordやPowerPointの画面を共有し、Copilotに分からない操作方法を教わりながら作業が行えるようになるかもしれません。