台湾民衆党、結党5年の祝賀式典 柯主席、独自色発揮を強調

AI要約

台湾第2野党の民衆党が党大会と結党5年の祝賀式典を開催。第三勢力として台湾政治に影響力を持つために努力中。

党首の柯文哲は主導性の重要性を強調し、独自色を打ち出す方針。若い世代からの支持を得て、政治的影響力を拡大しているが、党勢拡大には苦戦している。

立法院では、与党と最大野党がいずれも過半数割れし、民衆党がキーパーソンの立場に。しかし国民党との連携が足りず、存在感に陰りが出ている。

 【高雄共同】台湾第2野党の台湾民衆党(柯文哲主席)の党大会と結党5年の祝賀式典が3日、南部高雄市で開催された。二大政党の影響力の強い台湾で第三勢力の結集を目指すが、最近は党勢拡大に苦心している。柯氏は党の「主導性」をより重視していくと述べ、独自色発揮に努める考えを強調した。

 柯氏を擁立した民衆党は1月の総統選で若い世代の支持を拡大し得票率は26%。同時実施の立法委員(国会議員)選でも議席を伸ばした。立法院で与党民主進歩党(民進党)と最大野党、国民党がいずれも過半数割れする中、キャスチングボートを握る。ただ国民党との連携が目立ち存在感に陰りが出ている。