「理事長一強が背景」 東京女子医科大学などの資金問題で第三者委員会が指摘

AI要約

第三者委員会は東京女子医科大学の問題で、岩本絹子理事長の一強体制が指摘された。

岩本氏が全権を握り、大学のガバナンス機能が封殺されたと報告された。

経営陣の責任を厳しく指摘し、抜本的な改革が必要と結論づけられた。

「理事長一強が背景」 東京女子医科大学などの資金問題で第三者委員会が指摘

 東京女子医科大学や同窓会組織の不透明な資金の流れなどの問題で、第三者委員会は岩本絹子理事長の「一強体制」が問題の背景にあったと指摘しました。

「岩本氏が全権を一手に掌握して、岩本一強体制を構築していったと見ています」(第三者委員会・竹内朗弁護士)

 東京女子医大や同窓会組織をめぐっては特別背任容疑で警視庁の捜索が入り、大学が設置した第三者委員会も調査していました。

 2日に公表された報告書は、問題の背景に岩本理事長への権限の集中があり、その結果、理事会など大学のガバナンス機能が封殺されたと経営陣の責任を厳しく指摘し、抜本的な改革が必要と結論づけました。(ANNニュース)