ワグネル戦闘員84人殺害か マリの反政府武装勢力

AI要約

西アフリカ・マリ北部でトゥアレグの反政府武装勢力とロシアの民間軍事会社ワグネルの戦闘員が激しい交戦を繰り広げ、84人以上が死亡した。

マリや隣国ではクーデターが相次ぎ、軍事政権が米国やフランスの軍隊の撤退を迫り、ロシアとの関係を深めている。

戦闘は数日間続き、反政府勢力はマリ軍の兵士47人も巻き込まれ、一部を捕虜にしたと報告されている。

 【ナイロビ共同】西アフリカ・マリ北部で活動する遊牧民トゥアレグの反政府武装勢力は1日、7月下旬にロシアの民間軍事会社ワグネルの戦闘員らと交戦し、少なくとも84人を殺害したと主張した。ロイター通信が報じた。ワグネルがマリに進出したここ数年で最大の被害とみられる。

 マリと隣国のニジェール、ブルキナファソでは近年クーデターが相次いだ。各国の軍事政権は、テロ対策で駐留していた米国やフランスの軍部隊を撤収に追い込みロシアに接近している。

 ロイターによると、戦闘は数日間続いた。反政府勢力はマリ軍の兵士47人も死亡し、兵士やワグネル戦闘員の一部を捕虜にしたとしている。