朝鮮通信使船、下関へ航行 韓国「260年ぶり」
朝鮮王朝の外交使節船が山口県下関市に向け航行中。
復元船は通信使の経由地を経て下関入港を予定。
1764年以来260年ぶりの航海として注目されている。
【ソウル共同】朝鮮王朝が日本に送った外交使節「朝鮮通信使」の船を復元した木造船が、韓国から通信使の経由地としてゆかりのある山口県下関市に向け航行している。企画した韓国の国立海洋遺産研究所は、1811年まで計12回派遣された通信使のうち、下関入港は11回目の1764年が最後で「260年ぶりの航海」としている。
復元船は7月31日に韓国南部の釜山を出港し、通信使の経由地、対馬(長崎県対馬市)に到着した。その後、同様にゆかりのある壱岐島(同県壱岐市)、相島(福岡県新宮町)を経て、8月21日の下関入港を見込む。